ワクチンについて(主に子供について)  

 定期接種(A類疾病)(定められた接種年齢以外で接種する時は任意接種となる)
 Hibワクチン  2カ月〜7カ月未満の乳児に、4週間以上の間隔で3回接種(2,3,4カ月)、12-15カ月に追加接種  2008,11,1から定期接種、インフルエンザ菌b型
 肺炎球菌ワクチン  2カ月〜7カ月未満の乳児に、4週間以上の間隔で3回接種(2,3,4カ月)、12-15カ月に追加接種  2013,11,1から、(13価結合型)
 DPT-IPVワクチン  三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)に不活化ポリオワクチン(IPV)を加えたもの。  2012,11,1から4回の定期接種に(3,4,5カ月、1歳半)
 DT U期  ジフテリア・破傷風11-13歳(標準的な接種年齢11-12歳)に追加接種  
 BCG  標準的な接種年齢5-8カ月(おすすめ6カ月)  
 MRワクチン  第T期(1歳〜2歳)(おすすめ1歳)、第U期(5歳〜7歳)  麻疹は罹患するとひどい。早めに接種した方がよい
 水痘  1回目(1歳〜1歳4カ月)(おすすめ1歳)、2回目(1歳6カ月〜2歳3カ月)  ワクチンしても軽い水痘にかかることがある
 日本脳炎   第T期(標準的接種年齢3歳〜5歳に3回接種)(おすすめ3歳・3歳3カ月・4歳)  
 第U期(標準的接種年齢9歳〜10歳に1回接種)(おすすめ9歳)  
 HPV
(ヒトパピローマウイルス) 
 2価:標準的な接種年齢13歳〜14歳  現在副作用の問題から積極的な推奨は中止している。
定期接種としては接種可能。筋注。
 4価:標準的な接種年齢12歳〜13歳
 任意接種
 B型肝炎   水平感染予防(3週間隔で2回:2カ月,3カ月、24週後に1回:8カ月)  
 母子感染予防(1回)  
 ロタウイルス   1価(生後6週〜24週までに2回接種)  初回接種は生後14週6日までに行うこと。 
 5価(生後6週〜32週までに3回接種)
 ムンプス  1歳と6歳の2回接種。無菌性髄膜炎の副作用から任意接種に変更になった  以前はMMRワクチンとして接種されていた。
 A型肝炎  1歳以上に2〜4週間隔で2回接種、1回目から24週後に1回追加。  
 破傷風トキソイド  3-8週間隔で2回接種、12〜18週後に追加接種。  
 髄膜炎菌(4価結合型)  2歳未満、60歳以上に接種(筋注HPVと同じ副作用が出る可能性がある)  2歳未満の幼児の安全性・有効性は確立していない
 黄熱病  接種後10日目から10年間有効  
 狂犬病   イヌに咬まれる前:4週間隔で2回接種、さらに6〜12カ月後追加接種  発展途上国ではペットに接触するのは危険。
 1回目は早ければ早いほうかよい。
 イヌに咬まれた時:0日、3、7、14、30、90日の6回接種
 国立感染病研究所ホームページを参考にしています
乳幼児には気の毒なくらいワクチンの回数が多い。
同時にいくつもワクチン接種することが多いが、果たして大丈夫か。
乳幼児はIgG抗体の産生能力が低く、ワクチンを施行していても、軽度の感染・発症がみられることが多い(時間が過ぎれば抗体が低下する永久免疫ができにくい感染症に多い)。

ワクチンによる発疹・問題点については感染症アレルギー性落屑性皮膚炎の項でも述べています。



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